去る10月25日(水)に、トークライブの最終回として「小さなシェアが生む力。」を開催しました。
登壇者は『日本のシビックエコノミー』編著者の紫牟田伸子さんと、NPO法人寺子屋プロジェクト代表の荒木勇輝さん。実はお二人はこの日が初対面でした。会場は、第2回と同様、いつもとは少し違うレイアウトのひと・まち交流館地下1階ワークショップルームでした。
はじめにお二人からの活動紹介があり、紫牟田さんは「シビックプライド」「シビックエコノミー」といった、まだまだなじみのない概念をご自身の活動を例に説明されました。
次に荒木さんより、「Tera school」の取組をご紹介いただき、活動の場として「寺」を選んだ理由、「子どもと大人の学び合い」という活動が目指すもの、そしてその活動を支える「シェア」に対する考え方についてお話いただきました。
後半は、初対面のお二人がお互いにお聞きになりたいことを質問され、お二人の間での共通点やユニークな点を確認された後、会場からの質問に答えられました。
対談や質疑応答を通じて、お二人に共通することとして浮かび上がったのは、「多様性」を大切にするという姿勢です。お二人の活動は、関わる人々を型にはめることなく、できることから、できる範囲で、できる形で関わることを促していく活動であり、地域や仲間全体の成長を目指していることがわかりました。
明るくパワフルでありながら、様々なものを受け入れる柔らかな情熱を持ったお二人を、参加者の熱意が包み込むようなトークライブとなりました。