財団設立20周年記念事業の一つ、歴代次長座談会が、12月22日に開催されました。次長は、まちセンの中で実質的な統括役です。平成19年から27年まで在職した4人の元次長に、当時を振り返っていただきました。
座談会に出席したのは、寺本健三氏、吹上裕久氏、歯黒健夫氏、上原智子氏。平成20年度の第3回京町家まちづくり調査から、ワールド・モニュメント財団(米国)との連携、京町家カルテ、京町家等継承ネットなどの取組、公益財団法人への移行、上京プロジェクトといった出来事を振り返りました。
一つの事業から新しい関係が生まれ、それがまた次の事業につながっていった様子など、今後のヒントになるお話がたくさんありました。まちセンの必要性を外部にわかってもらう工夫のほか、民泊問題、お寺や神社周辺の景観保護など、まちセンに期待を寄せる分野についてもご意見をいただきました。
「色々な人や組織との関係を築き、まちセンの今がある。これまでの蓄積をどんどん伸ばしてほしい」という言葉に勇気をいただき、今年も前に進もうと思います。