活動実績

第2回まちづくり交流博(2004年3月開催 )

まちづくり交流博の開催趣旨と募集要項

この春、まちづくり活動が再び集まります!!
第2回 京都まちづくり交流博

開催趣旨

第1回京都まちづくり交流博から
第1回京都まちづくり交流博から

2002年2月に行われた「京都まちづくり交流博」は、67団体のパネル発信と3つの分科会により、まちづくりの多様性や京都に受け継がれている豊かな資源を示すとともに、京都のまちづくりの活力と可能性を探るものでした。
今回は活動されている皆さん同士の『交流』に重点を置きます!!それぞれの抱えている課題・情報を持ち寄り、話し合うことで、自分たちの活動を見直したり、新たな解決法を発見したりと、今後の活動に役立つ場として期待されます。また、ここでの交流により、一緒に課題に対して取り組んで行けるような出会いが生まれることを願っています。

プログラム

京都でまちづくりに取り組む、あるいは取り組もうとしている多様な方々が集い、それぞれのまちづくりに関する情報発信や交流、そして新しいパートナーとの出会いの場になることを、この「京都まちづくり交流博」は目指しています。

【期間】 平成16年2月23日(月)〜3月7日(日)
【場所】 ひと・まち交流館 京都 地下1階

パネル展示

79団体の方が、それぞれの活動をパネルで発表します。

2月23日(月)〜3月7日(日)
平日 10:00〜21:00
日・祝日 10:00〜17:00

お知らせデスク

パネルの前で団体の方が活動内容を直接説明してくださいます。

3月6日(土) 10:00〜21:00
3月7日(日) 10:00〜17:00

まちづくり屋台

3月7日(日) 10:00〜12:00、13:00〜15:00

ステージ発表

参加団体の皆さんが、日ごろの活動内容をステージで発表します。 パネル展示だけでは伝わりにくいことも、わかりやすく説明していただけます。(1団体約20分)

3月7日(日)

【 午前の部  10:00〜12:00 】

 1 京都ものづくり塾
 2 藤森まちづくりグループ
 3 京都市立中京中学校
 4 春日住民福祉協議会(Part1)
 5 京都建築青年経済協議会
   関西電力京都支店
 6 さくら広場管理運営委員会

【 午後の部  13:00〜17:00 】

 7 NPO法人 山科醍醐こどものひろば
 8 関西木造住文化研究会
 9 とりねこの家をつくる会
 10 社団法人 京都府建築士事務所協会
 11 春日住民福祉協議会(Part2)
 12 NPO法人 京町家再生研究会
 13 まちづくり屋台の発表

連携企画

「まちづくりの現場を見てみたい」
「パネルの内容に興味を持ったので、参加してみたい」
との声にお応えして、まちづくり活動をご紹介します。
ぜひ、参加して体験してみてください。

・城巽「遊び今昔」「遊び場今昔」

3月13日(土)13:00〜16:30頃
受付場所 京都御池中学校(中京区御池通油小路上る西側)
共催 (仮称)城巽・子どもたちと一緒に宝さがし委員会
    城巽自治連合会、城巽五彩の会

・本ものに出会える日

3月20日(土、祝)11:00〜15:00
受付場所 四条京町家(下京区四条西洞院東入る北側)
主催 本能まちづくり委員会
共催 京都市 伝統産業の日実行委員会

会場

京都市景観・まちづくりセンター 「ひと・まち交流館 京都」B1F

〒600-8127
京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地1 (河原町五条下る東側)

TEL.075-354-8701  FAX.075-354-8704
E-mail:machi.info@hitomachi-kyoto.jp
URL:http://machi.hitomachi-kyoto.jp

主催・後援・協賛

主催
財団法人 京都市景観・まちづくりセンター

後援
京都市

協賛
社団法人 京都府建設業協会
社団法人 京都府建設業協会京都支部
株式会社 ゼロ・コーポレーション
株式会社 テラノ建築設計事務所
株式会社 八清(ハチセ)
株式会社 フラットエージェンシー

パネル展示 登録団体一覧

79団体の方がパネル展示を申し込まれました。
展示期間は2月23日(月)〜3月7日(日)です。

団体名称(50音順)
パネル展示の様子
パネル展示の様子

NPO法人 アートテックまちなみ協議会
姉小路界隈を考える会
歩いて暮らせるまちづくり推進会議
一条大将軍にぎわいづくり会議
NPO法人 うつくしい京都
梅津まちづくり委員会
音羽夢ひろばの会
春日住民福祉協議会
上京区文化振興会
関西木造住文化研究会
NPO法人 祗園町南側地区まちづくり協議会
菊浜まちづくりを考える会
京・まち・ねっと
京極住民福祉連合会 まちづくり委員会 京極歴史探偵団
京.J.C.A
NPO法人 京都大原里づくり協会
京都建築青年経済協議会 関西電力京都支店
京都滋賀マンション管理士会
京都市教育委員会 地域教育専門主事室
京都市ごみ減量推進会議
京都市産業観光局観光部 観光企画課
京都市総合企画局パートナーシップ推進室
京都市福祉ボランティアセンター
京都商工会議所
京都市立中京中学校
有限会社 京都旅企画
NPO法人 京都西陣町家スタジオ
京都二条城城下町振興会
京都の木ネットワーク
社団法人 京都府建築士会 まちづくり委員会
社団法人 京都府建築士事務所協会
京都府土木建築部河川課
社団法人 京都ボランティア協会
京都ものづくり塾
京都リサーチパーク株式会社
NPO法人 京町家再生研究会
京町家作事組
京町家情報センター
清水三ヶ町
近代京都の礎を観る会
NPO法人 京滋マンション管理対策協議会
公成建設まちづくりちょびっと推進室
NPO法人 古材バンクの会
子どもと川とまちのフォーラム
さくら広場管理運営委員会
三条通を考えよう会
株式会社 資産活用倶楽部 京都
社団法人 システム科学研究所
新時代のまちづくり 城巽五彩の会
心臓病の子供を守る京都父母の会「パンダ園」
朱雀ふれあい街づくり協議会
生活支援総合センター姉小路
醍醐地域にコミュニティバスを走らせる市民の会
地域活性化同好会 バイタル伏見
貞教探・見・隊
NPO法人 都心界隈まちづくりネット
とねりこの家をつくる会
NPO法人 日本サスティナブル・コミュニティ・センター
株式会社 八清(ハチセ)
財団法人 花背森林文化財団
ハルハウス
東山・まち・みらい塾
人づくり21世紀委員会
藤森まちづくりグループ
伏見夢みなとまちづくり会議
株式会社 フラットエージェンシー
北部まちづくり委員会
本能まちづくり委員会
まちづくり研究会
街の色研究会・京都
NPO法人 みどりのまちづくり研究所
壬生地域まちづくり協議会
京エコロジーセンター(京都市環境保全活動センター)
京のアジェンダ21フォーラム
山科青少年活動センター ”街の探検隊”
NPO法人 山科醍醐こどものひろば
株式会社 ゆう建築設計
有隣まちづくり委員会
龍谷大学REC

※「特定非営利活動法人」は「NPO法人」に名称を統一させていただきました。

まちづくり屋台の発表(概要)

それぞれの屋台とも工夫を凝らしたものでした。中には、議論が白熱して時間をオーバーして盛り上がった屋台も。
ぜひ今後の活動に活かしてください。

まちづくり屋台 詳細

「まち」や「まちづくり」に関する12のテーマ。
それぞれの分野で経験豊富な店主が運営する屋台です。
興味のあるテーマの屋台に、ぜひご参加ください。参加無料!

テーマに沿って、ご来場いただいた皆さんと共に話し合います。
日ごろ感じている疑問について店主に聞いたり、皆さんのアイデアを出したり、
活発な発言が屋台を盛り上げます!

【3月7日(日)】
午前の部 10:00〜12:00
午後の部 13:00〜15:00
( 15:30からステージで、屋台で話し合われた内容を発表します。)

午後の部

■地域とマンションのコミュニケーション
まちづくりは、あなたの身近な問題です。マンションについても、地域とマンション住民の相互理解を深めましょう。
店主:山本一馬(CASE/まちづくり研究所)、京都滋賀マンション管理士会

■産業・文化とまちづくり
まちの人々の生業がまちをつくり、文化を生み出してきた京都。まちづくりを産業や文化から楽しく語りあう屋台にしたいと思います。
店主:滋野浩毅(京都ものづくり塾)

■まちづくりとNPO
まちづくりを進める上で、NPOをつくるとどんなメリットがあるのでしょうか?皆様のいろいろな疑問にお答えします。
店主:深尾昌峰(きょうとNPOセンター事務局長)

■景観づくりはまちづくりの出発点
目から心へ
家作の気配りが人とまちを豊かにする
町並み景観は住まう人々の人格の表象
町並み景観は市民の資産
店主:吉田秀雄(地域社会研究所)

■子どもとまちづくり
「子どもが育つ流域の再生」をテーマに子どもたちも一緒に、さまざまな立場、分野、世代の人がよく集い楽しみながら活動しています。
店主:小丸和恵(子どもと川とまちのフォーラム)

■交通屋台「ひとまち往来」
まちと人が交通を創り出す。交通がまちを創り人を育む。
京都の交通の課題に切り込み、「まち」に働きかけるアクションを紹介します。
店主:山田章博(京のアジェンダ21フォーラム・交通WGコーディネータ)

午前の部

■まちの居場所づくり
NGO、NPOや市民団体が集えるコミュニティスペースとして、地域に根ざした様々な活動を行っていきたいと考えています。
店主:矢持真名子(バザールカフェ)

■福祉とまちづくり
子どももお年よりも、体の不自由な方も。まちにはいろいろな方がすみ暮らしています。誰もが住みやすいまちを共に創るための智恵と実践を交換しましょう。
店主:志藤修史(京都市社会福祉協議会・京都市福祉ボランティアセンター)

■まちづくりの主役は団塊世代
退職を迎える団塊世代がまちやまちの人とどのように交流するか。団塊世代が元気な まちが21世紀前半のまちづくりをリードする。
店主:谷口親平(姉小路界隈を考える会)、 澤田好宏(ケメコはうす)、 石本幸良(都心界隈まちづくりネット)

■ストックを活かしたまちづくり
先人から引き継いできた大切な文化資産である京町家の保全・再生に取組む「京町家ネット」の活動を紹介し、交流を深めます。
店主:京極迪宏(京町家ネット)

■手づくり観光とまちづくり
市民による手づくり観光で、まちや商店街が元気になる!?
旅のプロと一緒に皆さんのまちの可能性を考えましょう
店主:中村伸之(歩いて暮らせるまちづくり推進会議)、滑田教夫(有限会社京都旅企画)

■取組を知ってもらう(広報活動の工夫)
まちをつくる団体には何らかの思いがある…
思いをカタチにしていく上で、取組を伝える広報と取組が伝わる広報の違いに迫ります。
店主:山口洋典(きょうとNPOセンター常務理事)

まちの居場所づくり

まず、店主の運営するバザールカフェの紹介があり、様々な人が気楽に集まれる場所として、ボランティアさんの協力を得て運営されているとのことでした。  まちの居場所として気軽にいろいろな人が集まれる場所を目指すのは意外と難しいのですが、国籍が違ったり背景や常識が違う人同士が、どう共存するのかを考えるのが大切であるということが話し合われました。

福祉とまちづくり

地域にお住まいの方が、その地域に住み続けるためにどんな活動が必要なのかということをテーマに、屋台に来られた方の学区の話や活動について話し合いが行われ、住んでいる人が常に自分のまちのことを振り返って自分のまちに何が大切かということを考えていかないといけないという報告がありました。

まちづくりの主役は団塊世代

戦後の日本の高度経済成長を支え、常にがんばってこられた団塊の世代に、まちづくりでいかに元気にがんばってもらうかということをキーワードに話し合いが行われ、企業人としては、リタイヤするが、人間としてのリタイヤはまだなので、その能力をまち育てに大いに活用していただきたいという報告がありました。

ストックを活かしたまちづくり

今回、パネルによる情報発信に加え、「飲み屋再生軒」、「町家おでん」などお客さんを飽きさせない趣向を取り入れ、先人から引き継いできた大切な文化資産である京町家の保全・再生に取り組む「京町家ネット」の活動について報告していただきました。

手づくり観光とまちづくり

「手づくり観光」というテーマで商業者、観光業者等の立場から、今後の観光とまちづくりの関わり方について意見交換が行われました。  ひとつのものの中には価値がたくさん含まれていますが、京都では歴史・伝統が強調されてきたことによって、見えなくなっている部分があります。  京都の今の魅力を伝えるには、身近な生活環境の中に埋もれている文化の物語を結びつける必要があります。  そのためには地元の生活について語れる人、歴史や文化をわかっている地元の方が売り場に立ち説明するなど、生身の歴史を語れる人とのふれあいの重要性が認識されました。

取組を知ってもらう(広報活動の工夫)

まちづくり活動団体は、それぞれの思いを持って活動されていますが、その思いを伝える媒体としての広報活動について話し合われ、広報媒体である「ニュースレター」と「チラシ」を例にしたその用法の違いや表現方法の工夫などに関しての報告がありました。  参加者の持ち寄った「ニュースレター」や「チラシ」について、具体的な改善点や工夫してある点などをチェックして話し合われました。

地域とマンションのコミュニケーション

最近よく問題になるマンション建設と地域の関係について、参加された方々の各学区での具体的な取組事例をご紹介いただきながら、その内容について参加者全員で話し合いました。  マンション建設に際しての、地域との関係づくりを示したマニュアル作成の事例紹介など様々な観点から議論が行われましたが、最終的に地域コミュニティの問題が大きいということになり、その問題を解決するためにどこが中心的な役割を果たしていくべきなのかという意見がありました。

産業・文化とまちづくり

危機的状況にある伝統産業の振興に関して、伝統産業を理解してもらうための情報戦略の必要性や、文化の担い手としての子どもに対する教育の重要性が意見として出されました。  また、各地域はそれぞれの地域に根ざした歴史、文化があるので、それを住民同士が大切に守り活用し、受け継ぐことによって、どの地域も個性的で文化あふれるまちづくりができるのではないか、という意見もいただきました。

まちづくりとNPO

地域コミュニティに関する問題等を契機に組織されるNPOについて、ボランティアの在り方、組織の在り方など運営に関して意見交換が行われました。

景観づくりはまちづくりの出発点

「景観というものは、まちづくりにとってどういう役割を持っているのだろうか」ということを議論し、京都の町並みというのは、まさに人の暮らしの中で成り立っていて、人の暮らしそのものといえるのでないかという意見が出されました。  一方、今の建築基準法では京都の伝統的な町家は新築できないが、もっと自由に伝統的な町家を作れるような法制度が求められているという報告もありました。

子どもとまちづくり

世界水フォーラムをきっかけに子どもたちと川やまちの再生を願って一緒に活動しているという店主の活動の紹介がありました。屋台では、最初に参加者の身近にある川についてのイメージや川に対する思い出をそれぞれ発表し意見交換をしました。  ひとりひとりの感じ方は子どもと大人でも、また大人同士でも異なりますが、自分の身近な「川や流域」について一緒になって考えることで、暮らしの場である「まち」を考えることにつながるでしょう。  子どもたちへの環境教育が進められていますが、「教える」のでなく「感じてもらう」のを大切にしていきたいと話し合われました。

交通屋台「ひとまち往来」

「物流」「路面電車」など10個用意されたメニューの中から、「自転車」「バス」「歩行者」の3つについて意見交換が行われました。  バスの運行に関しては、利用者への分かりやすい情報提供や利用者の声の反映、また自転車についても路上放置、交通マナーなどの問題、歩行者については、楽しく歩けるまちづくりの実現に関してどう考えたら良いのかなどの報告がありました。