活動実績

第3回まちづくり交流博(2006年2,3月開催 )

伝統と新しさを兼ね備えた京都で受け継がれてきた地域のコミュニティ。その中にも近年の社会情勢の変化に対応して新しいかたちが生まれてきています。今、まさに変わりつつある「地域コミュニティ」からの発信!!

平成17年度テーマ:「地域コミュニティの新しいかたち」

京都のまちなかでは、職と住が共存する地域コミュニティが育まれ、継承されてきました。しかし、近年、少子高齢化に伴う通学区の再編、染工場跡地等でのマンション建設など、まちなかの地域コミュニティを取り巻く状況は大きく転換してきています。 このような状況の中,まちなかでは特に、従来の自治組織に加えて、地域のまちづくりについて考える組織が立ち上がり始め、現在の地域社会の状況や課題に対応した新しいコミュニティの姿や活動の方向性が模索され始めています。 今回の交流博では、「今後の地域コミュニティ」のあり方に示唆を与えるような、特徴的な活動を展開しているいくつかの地域の取組の紹介を通じて、「地域コミュニティの新しいかたち」を情報発信します。

出展事例

(1)まちなかにおけるマンション住民との交流の促進
【有隣まちづくり委員会(下京区)】

(2)地域間をゆるやかに結ぶ,まちづくりネットワーク
【歩いて暮らせるまちづくり推進会議(中京区)】

(3)地域のつながりを基盤にした地場産業の新しい挑戦
【本能ものづくり推進会議(中京区)】

(4)幅広い人材の参加による地域の活性化
【京極住民福祉連合会まちづくり委員会(上京区)】

(5)新学校区のセーフティ・ネット…小川・中立・滋野による協働の試み
【新町小学校区安心安全推進会議(上京区)】

開催情報

日時:平成18年2月17日(金)〜3月5日(日)の2週間
平日・土曜日は9:00〜21:30,日曜日は9:00〜17:00
※ただし,2月21日(火)は休館日です。

場所:「ひと・まち交流館 京都」地下1階 京都市景観・まちづくりセンター まちづくり交流サロン
参加費:無料
主催:(財)京都市景観・まちづくりセンター
後援:京都市

企画展示『お地蔵さんと地域コミュニティ』

京都市内の各地域には、今も数多くのお地蔵さんが残っています。地域によってお地蔵さんのあり方はさまざまで、その地域の社会状況等により、時代とともに変化してきました。しかし、その激しいまちの変化に対応しながら、今もなお地域の象徴として、人々の日々の生活やくらしを見守り続けています。 お地蔵さんは地域の人々の毎日のお世話によって成り立ち、またそのお地蔵さんを介して地域の人々同士のコミュニケーションが生まれています。 今回、この企画展示「お地蔵さんと地域コミュニティ」を通じ、現在薄れがちになっている人と人の関係の大切さなど地域コミュニティのあり方について考えてみたいと思います。

【内 容】
(企画展示)「お地蔵さんと地域コミュニティ」
・写真展示 「和のしるし」
・パネル展示「紫野 お地蔵さま探索MAP」
(紫野まちづくり委員会)
・パネル展示 「地蔵盆2001交流展(地蔵盆を通して見る、まち、ひと、とき)」
(歩いて暮らせるまちづくり推進会議)

【パネル展示期間】
平成18年2月27日(月)〜3月5日(日)の1週間
10:00〜20:00
(3月5日は、10:00〜17:00)

【会 場】
「ひと・まち交流館 京都」1階 企画展示コーナー
京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1(河原町五条下る東側)
市バス17、205系統「河原町正面」下車、京阪電車「五条」下車 徒歩8分、
地下鉄烏丸線「五条」下車 徒歩10分

【主催等】
主 催:(財)京都市景観・まちづくりセンター
協 力:歩いて暮らせるまちづくり推進会議、紫野まちづくり委員会
問合せ先:(財)京都市景観・まちづくりセンター
〒600-8127 京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1
TEL:075-354-8701 FAX:075-354-8704
E-MAIL:machi.info@hitomachi-kyoto.jp
URL :http://machi.hitomachi-kyoto.jp

【その他】
3月5日(日)に、お地蔵さんや地蔵盆などについてのお話を会場で行います。
(時間)13:30〜14:30(予定)
(講師)松井正春 氏(京都市北区紫野社会福祉協議会会長)

景観・まちづくりシンポジウム『地域が動く、地域が変わる』

開催情報

◆テーマ:「地域が動く、地域が変わる」

京都では、地域コミュニティを母体としたまちづくり活動が年々活発になりつつあります。旧来の地域コミュニティでは取り組むことが難しかった地域課題に新しいまちづくり組織が取組を始める事例も多く見られるようになりました。取組を進めていく上では、地域に新しいまちづくりの担い手を迎え入れ、温かみ溢れる交流を生み出し、新しい時代に対応する地域コミュニティをかたちづくっていくことが求められます。
今回のシンポジウムでは、「京都まちづくり交流博」の一環として、地域に交流を生み出す仕掛けについて東京の事例から学ぶとともに、京都のまちなかに焦点を当て、新しいまちづくりの動きが活発な本能学区・城巽学区の話題を中心に、今後の地域コミュニティのあり方について参加者と共に幅広く意見交換します。

プログラム
(1)基調講演
「地域に交流を生み出す仕掛けとは〜谷根(やね)千(せん)の冒険〜」
森 まゆみ (作家、東京国際大学教授、「谷根千」編集人)

(2)パネルディスカッション
「京都まちなか・新しいまちづくりの展開」
コーディネーター:乾 亨(立命館大学教授)
コメンテーター:森 まゆみ
パネリスト:西嶋 直和(本能まちづくり委員会委員長、歩いて暮らせるまちづくり推進会議代表)
中村 伸之(城巽五彩の会副会長)
岩渕 惠子(高倉小学校校長)
中村 麻子(本能まちづくり委員会委員・高倉小学校PTA)
田中 志敬(同志社大学大学院生)

日時:3月5日(日)15時〜18時
場所:「ひと・まち交流館京都 2階 大会議室
定員:200名(事前申込みが必要です。)
参加費:無料
主催:(財)京都市景観・まちづくりセンター
後援:京都市