パートナーシップで進める
「未来」へむけたまちづくり

基本理念

それぞれの地域が輝きを増すためには、住民や企業が主体的にまちづくりに参加し、行政とともにまちづくりの施策を着実に進めるパートナーシップが必要となります。

私たち、公益財団法人京都市景観・まちづくりセンターは、まさにその住民・企業・行政のパートナーシップのまちづくりを推進するための橋渡し役として活動しています。 設立以来、「地域まちづくり活動の促進」及び「地域と共生する土地利用の促進」を2本の柱として、専門家や学識者、市民団体、ボランティアなど多様な主体との連携により、地域コミュニティや地域経済を活性化させ、京都らしい景観の保全・創造、質の高い住環境の形成など京都の都市特性を伸ばすことを目的として取組を進めています。

豊かな自然環境に恵まれ、歴史と文化が息づく私たちのまち京都が、いつまでも京都らしさを失わず、これからも住み続けたいと思えるまちであるために、住民主体のまちづくりネットワークの形成を進めます。

フロー図

取組の二本の柱

地域まちづくり活動の促進

京都では、古くから町内、学区などの単位で自治組織が発達し、自立性の高い地域まちづくり活動が行われており、地域を自分たちでより豊かにしていくというまちづくりの精神が歴史の中で培われてきました。しかしながら、少子高齢化、地域産業の衰退と雇用の減少、コミュニティの弱体化、空き家の増加等の都市問題によって、地域を取り巻く社会環境は大きく変化し、地域が育んできたまちづくりの精神は希薄になっています。
そこで、こうした課題に地域が主体的に取り組めるよう、一人ひとりの積極的なまちづくりへの参加を促します。 さらに、地域が蓄積してきた歴史や文化、景観、産業、人材など、地域の多様な資源を再評価し、新しい価値観で再生・創造するための活動を支援することによって、地域の活性化を図ります。

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地域と共存する土地利用の促進

京町家は、京都の町衆が育んだ知恵と技術の結晶であり、暮らしの文化を引き継ぐとともに歴史的な町並みの基盤となる貴重なまちの財産です。 しかしながら、近年、京町家等の伝統的な建物が取り壊され、そこにマンション等の大規模な建物が建つことで、町並みや住環境が大きく変化しています。
このため、京町家等のまちの資源を活かしながら、よりよい住環境や景観を保全し、創出するなど、地域の将来像に即したまちを実現するため、地域住民や地権者、開発者、新しい住民等の関係者がそれぞれの利害を調整し、個々の建物の用途や意匠・形態となるよう整えます。

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地域と世界をつなぐ−。

お互いの信頼関係をもとに、ひとりひとりが積極的にまちづくりに参加し、活発な交流を行うことにより、元気なまちが生まれます。

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