良好な景観形成、コミュニティづくり等に取り組む地域の諸活動に、企業、行政、専門家、市民団体等と連携して各種支援を行っています。
住民等からのまちづくりに関する相談に対応し、様々なアドバイスや各種情報提供等を行っています。
まちづくり協議会等に対して、まちづくりを進めるために必要な活動費の助成を行っています。
学習会の運営、調査活動、計画作成、まちづくりの制度活用(地区計画、地域景観づくり協議会制度、建築協定等)※についての情報提供や専門的なアドバイス等、地域のまちづくりを進める中で生じる様々な問題の相談に応じる専門家の派遣を行っています。
※専門家派遣の一部の事業には、宿泊税を活用しています。
京都のまちの歴史・文化の象徴である京町家が適切に保全、再生、継承されるよう、専門家や関係団体と連携して各種支援を行っています。
京町家の維持・継承に関わる様々な課題に対して必要な情報提供等を行っています。また、内容に応じて不動産事業者、大工、建築士などの専門家と連携して対応しています。
京町家の文化的な価値を明らかにするための調査を実施し、建物調査報告書の作成を行っています。これにより、景観重要建造物や国登録有形文化財等への登録を支援し、京町家の保全・再生をサポートしています。
平成20、21年度京町家まちづくり調査によって調査した約48,000件の京町家等を元にID管理された物件をGIS(地理情報システム)上で地理的に管理しています。
京町家等の適切な継承を促進することを目的として設立された「京町家継承ネット」の事務局として、京町家等の継承に関わる多くの団体、所有者や居住者とともに、京町家等の継承に関する取組を行っています。
建築・不動産・法律などの専門家と金融機関・行政機関などから構成されている京町家等継承ネットは、適切な保全・継承を促進するため、京町家などの地域資源を保全・継承に寄与する団体や事業者の方々、住み継いでくださる方々をマッチングさせ、新たな活用をサポートする事業を進めてきました。
MATCH-YA(マッチヤ)は、このようなマッチング事業を広く普及させて行くための窓口として作られました。
専門的な知識・ノウハウによるサポート、さらにクリエイターや事業者と連携して広告、デザインなどの柔軟なアイディアによって、問題解決と価値づくりを進めます。
平成27年度、各種職能団体のご協力のもと、施工、設計、活用の専門家に向けて、 「京町家等の保全・再生の取組状況に関するアンケート調査」を実施しました。
この結果を基に当財団では、専門家、京都市との連携の上、京町家等関連事業の更なる拡充や方向性の検討を図って参ります。
京町家に代表される歴史的建造物を保全、再生、継承するための取組を総合的に支援し、京都の歴史的町並みの再生、継承の具現化と伝統の保全、再生、継承の意識を広く一般に啓発する事業を行っています。
平成17年9月に設立した「京町家まちづくりファンド」の資金を活用し,地域まちづくりに効果を及ぼし,良好な景観形成につながる京町家の改修や町並み修景のための工事等の活動に対して助成を行っています。また、この取組を広く一般に普及啓発するため、各種イベント等を行っています。
京都の伝統と暮らしの文化を伝える京町家の価値を明らかにし、良好な歴史資産として継承していくことを目的に、京町家カルテの発行を行っています。京町家の価値を「基礎情報」「文化情報」「建物情報」「間取図」の構成でまとめ、所有者やその関係者の認識を深め、適切に維持・管理・継承されていくことを目指しています。
京都には、京町家の他にも近代和風住宅や洋館、古民家、農家住宅など、まちの人々に大切にされてきた建物が数多くあります。それらの建物を「きょうたてもの」と名付け、調査を行い、その特徴や由緒等をレポートにまとめ、適切に評価して明らかにすることで、認識を深め、大切に次の世代に引き継いでいくことを目指しています。
広く市民、企業、行政、専門家等を対象に景観やまちづくりに関する情報の共有や、相互に学び合う場をつくり、共に知識、技術の向上を図るため、各種セミナーやシンポジウムを行っています。
京都の景観・まちづくりについて多様な視点から学び、考え、実践へとつないでいくことのできる人材の育成を目指し、様々なテーマでセミナーを開催しています。
地域まちづくり活動の活性化や京町家の保全・再生を目指し、様々な課題とその解決方策を見出すため、産・官・学・民の協働によるシンポジウムを開催しています。
当財団の活動や景観・まちづくりに関する情報を効果的に発信するため、各種メディアを活用した情報発信を行っています。
景観・まちづくりに関する専門家及び関係機関、団体等との連携による各種情報の交流と、地域の景観・まちづくりに関する支援の協働活動を行っています。また、世界の歴史資産を残すために国際的な支援活動を行っている団体等との連携により、京都の伝統、文化の保全と世界への発信を推進しています。
新たな地域まちづくりの手法や京町家等の継承システムの構築、国・市・企業等からの委託業務として各種調査・研究を行っています。
【 過去の実績 】
平成16年度
まちづくりネットワークによるまちなみ景観形成・まちなか活性化調査
平成17年度
木屋町・都心繁華街の安心・安全コミュニティ及び地域景観の形成プロセス検討調査
平成18年度
歴史的街区における空家等ストック活用による新たなまちづくりの実証的調査
第1回:平成10年度
第2回:平成15年度
第3回:平成20〜21年度
地域のまちづくり活動の担い手やボランティア等を育成する講座の開催、視察の受け入れや職員の講師派遣を通して、当財団の活動を広く国内外に紹介するなど、各種人材育成事業を行っています。
景観法に基づく景観整備機構として、良好な景観形成の推進を図るため、以下の業務を行っています。
※景観整備機構・・・景観整備機構は、平成16年12月17日に施行された景観法において規定された制度で、良好な景観形成を行う者の支援など景観行政の一部を担う団体として、景観行政団体が公益法人やNPO法人の中から指定するものです。当財団は、平成17年5月9日に全国で初めて同機構の指定を受けました。
【北 区】荒木邸(旧林家住宅)
【上京区】帯屋捨松
【上京区】松居邸(旧杉尾邸)
【上京区】北岡邸
【上京区】正庵
【上京区】三上邸
【中京区】藤野邸
【下京区】遠藤邸
【伏見区】大島邸
【伏見区】小西邸
【伏見区】山本邸
景観・まちづくりに関する情報の集積・発信・交流の拠点として京都市の施設である「京都市景観・まちづくりセンター」の運営を行っています。